2025シーズンの第5戦スペインGPは4月25-27日!

MotoGP 2025 タイGP『チャーン』の見どころを完全ガイド

シトヒ

MotoGP 2025シーズンの幕開けを飾るのは、東南アジア・タイで開催されるチャーン・インターナショナル・サーキットでの開幕戦「PT Grand Prix of Thailand(タイGP)」です。

本記事では、スケジュールや参戦チーム、歴史、観戦ガイドまで、MotoGPファン必見の情報を網羅的に解説します。

MotoGP 2025 タイGPの概要

2025年シーズンのMotoGPは、タイ・ブリーラム県で行われるチャーン・インターナショナル・サーキットでスタートを切ります。

タイGPは、東南アジアで開催される唯一の開幕戦として、大きな注目を集めています。

タイGPのスケジュール

開幕戦となるタイGPは、2025年2月28日(金)から3月2日(日)にかけて開催されます。

全クラスのフリープラクティス、予選、スプリント、決勝が3日間で行われるため、見逃せないセッションが目白押しです。

タイムスケジュール全体を見ると、金曜日はデータ収集とセットアップ調整、土曜日は予選とスプリント、日曜日の決勝が最大の見せ場となります。

2025年2月28日(金)

  • FP1(フリー走行1)
    • 12:45 (日本時間)
    • 10:45 (現地時間)
  • Practice
    • 17:00 (日本時間)
    • 15:00 (現地時間)

2025年3月1日(土)

  • FP2(フリー走行2)
    • 12:10 (日本時間)
    • 10:10 (現地時間)
  • Qualifying Nr. 1
    • 12:50 (日本時間)
    • 10:50 (現地時間)
  • Qualifying Nr. 2
    • 13:15 (日本時間)
    • 11:15 (現地時間)
  • Tissot Sprint
    • 17:00 (日本時間)
    • 15:00 (現地時間)

2025年3月2日(日)

  • 決勝
    • 17:00 (日本時間)
    • 15:00 (現地時間)

タイGP独自のみどころ

タイGPならではの注目ポイントは、極めて高温多湿な環境下でのレースです。

この過酷なコンディションは、タイヤ摩耗やライダーの体力消耗に大きな影響を与え、毎年レース展開をドラマチックにしています。

参戦チームとライダー

2025年シーズンの参戦チームは以下の通りです。

Team/MotorRider
ホンダ・レーシング
ホンダ
ジョアン・ミル
ホンダ・レーシング
ホンダ
ルカ・マリーニ
TeamLCR
ホンダ
ソムキャット チャントラ
TeamLCR
ホンダ
ヨハン ザルコ
アプリリア・レーシング
アプリリア
ホルヘ マルティン
アプリリア・レーシング
アプリリア
マルコ ベッツェッキ
レッドブルKTMテック3
KTM
マーベリック ビニャーレス
レッドブルKTMテック3
KTM
エネア バスティアニーニ
レッドブルKTMファクトリー・レーシング
KTM
ペドロ・アコスタ
レッドブルKTMファクトリー・レーシング
KTM
ブラッド ビンダー
ヤマハ・ファクトリー・レーシング
ヤマハ
アレックス・リンス
ヤマハ・ファクトリー・レーシング
ヤマハ
ファビオ クアルタラロ
ドゥカティ・チーム
ドゥカティ
マルク・マルケス
ドゥカティ・チーム
ドゥカティ
フランチェスコ バニャイヤ
VR46レーシング・チーム
ドゥカティ
フランコ モルビデリ
VR46レーシング・チーム
ドゥカティ
ファビオ ディ・ジャンアントニオ
グレシーニ・レーシングMotoGP
ドゥカティ
アレックス・マルケス
グレシーニ・レーシングMotoGP
ドゥカティ
フェルミン アルデゲル
プリマ・プラマック・レーシング
ドゥカティ
ジャック ミラー
プリマ・プラマック・レーシング
ドゥカティ
ミゲル オリベイラ
トラックハウス・レーシングチーム
アプリリア
小椋 藍
トラックハウス・レーシングチーム
アプリリア
ラウル フェルナンデス

チャーン・インターナショナル・サーキットの特徴

チャーン・インターナショナル・サーキットは、モトGPタイGPの舞台として特別な存在感を放っています。

このサーキットは、その設計、コースの特性、そしてタイ特有の環境により、ライダーとチームにとって大きな挑戦を提供すると同時に、観客には最高のレース体験を提供します。

項目内容
サーキット名チャーン・インターナショナル・サーキット
(Chang International Circuit)
所在地タイ王国 ブリーラム県
設計者ヘルマン・ティルケ(Hermann Tilke)
開業年2014年
全長4.554km
コーナー数12(右:7、左:5)
最長ストレート約1.2km
コース幅12m~15m
高低差ほぼフラット(アップダウン少)
認証FIAグレード1T、FIMグレードA
特徴的なセクション長いストレートと高速コーナーの組み合わせ
スピード感非常に高い(最高速度330km/h超)
観戦スタンドピット上にグランドスタンドを設置。コース全景が見渡せる構造
気候条件熱帯気候(高温多湿)
レースへの影響タイヤの摩耗、エンジン温度管理が重要
その他ライトアップ対応、ナイトイベント開催も可能

コースレイアウトの特色

このサーキットのレイアウトは非常にユニークです。

全長4.554kmにわたるコースは、12のコーナーと複数のストレート区間から成り立っています。これにより、高速とテクニカルなセクションが巧みに組み合わされています。

  • ストレートと高速セクション:コースの前半部分には、3本の長いストレートが設けられており、ライダーはここで高速を出すことができます。これらのストレート区間は、加速とオーバーテイクのチャンスを提供し、レースのダイナミクスに重要な影響を及ぼします。
  • テクニカルコーナー:後半のコーナー群は、ライダーのテクニカルスキルを試す場となります。特に、タイトなコーナリングと急なブレーキングが要求される部分は、レースの展開において重要な役割を果たします。

戦略的な要素

  • 気候条件:タイの熱帯気候は、レースにおいて特別な戦略を必要とします。高温多湿の条件は、タイヤの選択やエンジンの冷却に大きな影響を及ぼし、チームの戦略に影響を与えます。
  • タイヤの管理:独特のコースレイアウトと気候条件のため、タイヤの摩耗と管理がレース結果に直接影響します。特に、コーナーの多い後半部では、タイヤのグリップが勝敗を分けることがあります。

MotoGP タイGPの歴史

MotoGP タイGPの歴史は、まだ浅いながらも、その短期間で多くのドラマと興奮を提供してきました。

タイGPは、ロードレース世界選手権の中でも比較的新しいレースですが、その開催以来、世界中のモトGPファンの注目を集めています。

タイGPの成立背景

2018年、タイ観光庁とDorna Sportsとの提携により、東南アジア初のフルワークス開催GPとして誕生しました。

タイ政府は、国内のモータースポーツの振興と国際的な観光促進を目的に、MotoGPのタイ開催を積極的に推進しました。

初開催の2018年大会

2018年のタイGPは、大会の歴史の中で特に記憶に残るレースです。この年の大会で、タイはMotoGPの世界に新たな章を刻みました。

初開催時には、約10万人の観客がサーキットを訪れ、大盛況のうちに幕を閉じました。

歴代タイGP優勝者(MotoGPクラス)

チャーン・インターナショナル・サーキットでのMotoGPクラスの歴代優勝者は以下の通りです。

優勝者チームメーカー
2025マルク・マルケスDucati Lenovo Teamドゥカティ
2024フランチェスコ・バニャイアDucati Lenovo Teamドゥカティ
2023ホルヘ・マルティンPrima Pramac Racingドゥカティ
2022ミゲル・オリベイラRed Bull KTM Factory RacingKTM
2021中止
2020中止
2019マルク・マルケスRepsol Honda Teamホンダ
2018マルク・マルケスRepsol Honda Teamホンダ

MotoGP タイGPの観戦ガイド

現地観戦、テレビ観戦、どちらにも魅力があります。タイGPは観戦環境も整っており、初心者にもおすすめです。

現地観戦

アクセス方法

ブリーラム県へのアクセスは、バンコクからのバスや列車、あるいは飛行機を利用するのが一般的です。

観戦エリアの選び方

チケットにはグランドスタンド、サイドスタンド、VIP席などがあります。グランドスタンドではコースの全周を見ることができ、サイドスタンドは比較的安価でコースの近くで観戦できます。

サーキット内の施設

サーキット内には飲食店やお土産ショップなどが充実しており、観戦中も楽しむことができます。

持ち物ガイド|注意点とTips

熱中症対策として帽子や日焼け止め、水分補給は必須です。また、サーキット内では迷惑行為や危険行為が禁止されていますので、注意が必要です。

  • 必需品
    • 帽子、サングラス、日焼け止め、水筒
  • 服装
    • 軽装&吸汗速乾素材のウェアがおすすめ
  • 禁止事項
    • アルコール類・火器・大音量スピーカーの持ち込み

テレビ・インターネット観戦

テレビやインターネットでの観戦も、多くのファンにとって魅力的な選択肢です。実際に現地に行けない場合でも、レースの臨場感を味わうことができます。

詳しい視聴方法は次の記事を参照してください。

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まとめ

MotoGP 2025タイGPは、ドゥカティ勢の躍進とマルク・マルケスの完全勝利により、歴史的な開幕戦となりました。

チャーン・インターナショナル・サーキットは、スピードと戦略、観戦の快適さを兼ね備えた魅力的なサーキットです。

現地で観戦する価値は非常に高く、初心者でも楽しめる環境が整っています。

MotoGPファンならずとも、モータースポーツの醍醐味を味わえるタイGP。来年の観戦プランに、ぜひ組み込んでみてはいかがでしょうか。

著者情報
シトヒ
シトヒ
ブロガー

在宅勤務の会社員
趣味・得意分野
⇨スポーツ観戦:F1、サッカー、野球
⇨テック分野が好物:AI、スマホ、通信

姉妹サイト:F1サーキット攻略

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